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冬作ほうれんそう品種選定 ほうれんそう部会現地研修会

▲展示圃で品種ごとの生育状況を確認する参加者

 

 

▲排水対策の農機実演を見る参加者

 

 広島県園芸振興協会(事務局:JA全農ひろしまなど)は、2018年2月20日、北広島町と安芸太田町でほうれんそう部会の現地研修会を開き、県内各地から生産者や県、JAなど約140人が参加しました。

 

 県内のほうれんそう生産は従来北部地域を中心とした夏秋産地が主力でしたが、実需者から周年高品質のほうれんそうを求める声が高まり、冬期に栽培する作型が増えています。一方で、冬期は日照不足や低温による生育不良、べと病の発生などの課題があります。これを受けて同協会では、冬作ほうれんそうの品種や栽培方法について県内統一の指針をまとめようと、県内8地域に展示圃を設けて品種検討を行っています。その取組内容や効果の波及を目的に、今回の研修会を開きました。

 

 安芸太田町の生産者、沖さんの圃場で行った現地研修会では、品種試験および被覆資材による生育状況を確認。被覆資材として使用した不織布「パスライト」では根が過湿になり生育が悪くなってしまったため、透湿性のよい資材を選択する必要があると報告しました。品種比較試験は、同地域で多く作付けされている品種「オシリス」が現時点では他の試験品種よりも若干生育が良いと報告しました。最終的な結果は3月に各展示圃の収量調査を行い、JAを通じて生産者にフィードバックします。

 

また、ほうれんそうは深根性の野菜でありハウス内土壌の透水性・物理性の改善が課題となっているため、ハウス内で使用可能な小型トラクタと作業機の説明、実演も行いました。

 

 午後からは講義形式で、品種比較試験の目的などを説明したあと、JA西日本肥料研究所の小野寺担当が県内の土壌診断結果の傾向と対策を解説。酸性化圃場が増加しているため、対策として石灰質資材で水素イオン濃度(pH)を上げることなどを説明しました。質疑応答の時間には、被覆資材の種類に関する生産者の質問に対して他JA管内の生産者が見解を述べるなど生産者間で意見交換する場面もありました。

 

 JA全農ひろしま園芸課の狩谷担当は「夏作ほうれんそうの現地研修会に引き続き非常に多くの生産者に参加いただき、冬作ほうれんそうの品種や栽培管理に対する関心の高さがうかがえました。今後も生産者の期待に沿えるような展示圃試験や研修会などを通じて、県内ほうれんそうの生産振興につなげたいです」と強調しました。

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