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水稲栽培の低コスト技術を紹介 県とJA全農ひろしま

▲種モミを通常の倍量にした「密播栽培」の育苗箱を確認する参加者

 

▲当県本部からは米穀総合課による米穀情勢報告と、

 営農支援室による水稲低コスト化の取組紹介を行いました。

 

 

 広島県とJA全農ひろしまは、2017年月8日、東広島市の県立総合技術研究所農業技術センターで、密播疎植栽培を中心とした稲作低コスト化推進会議を開きました。水稲栽培の低コスト化に向け8月には神石高原町で実績検討会を行い、続く今回は育苗や機械についての技術を紹介しました。県内の集落法人や認定農業者、関係機関など220人が参加しました。

 

 密播栽培とは、苗箱1箱あたりの種モミの播種量を慣行の倍量近く播く育苗法です。育苗箱数を減らし、育苗期間も短縮できることが低コスト化・省力化につながるとして全国的に取り組まれ始めています。これに、定植する際株間を広げて栽植密度を下げる疎植を組み合わせることで育苗コストを低減する栽培法が密播疎植栽培です。既存の田植機でも部品や設定を変えれば使用可能である一方、床土量が少ないと浮き苗が発生しやすく、植え方や水管理に工夫が必要となります。

 

 同会議では、米穀情勢や密播疎植栽培の説明、主要メーカーによる田植機の設定等の実演、その他水稲低コスト化の取組み紹介などが行われました。参加者は、品種による播種量の違いや育苗日数について活発に質問していました。

 

 米政策の見直しにより平成30年産米から直接支払交付金が廃止されるなど、水稲生産を取り巻く状況は大きく変化していきます。生産者の所得向上に向け、県やJA全農ひろしまは反収向上や低コスト技術の導入に今後も力を入れていく考えです。

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